|:保険料に高い安いがあるのはなぜ?
保険料(契約者が毎月保険会社に払う料金のこと)に高い安いがあるのはなぜでしょう?
理由は様々ですが、
原則として「保険期間」と「保険金額」と「掛け捨てか貯蓄性があるか」と「被保険者の健康状態・年齢」
で変わってくるのが一般論で言えます。
当たり前ですよね?
例えば保険金額5000万円を50歳男性が「1日だけ掛ける(存在はしないですけど)保険」と「1年かける保険」に保険料違いがあるのは当たり前ですよね?単純計算で365倍の差(もっともこんな保険はありませんので計算できませんが)がつきます。
また、同じ男性が10年の保険を「1000万円掛ける」のと「5000万円掛ける」のでは毎月払う保険料が違ってきます。
貯蓄性の有無・健康・年齢なども同じように差が付きます。
|:あとは、各社の戦略次第
余談ですが、FPの試験には「保険」分野があって、基礎的な「保険の作られ方」も勉強します。一般の方はとくに知っておく必要がないですが、各社細かく条件を設定して保険のアクチュアリー(数学を使って保険を設計する職種)が計算して、商品を1つ1つ設計しています。
保険料の内訳も「ほんのちょっとずつ」各社異なりますね。
|:CM・宣伝・広告に騙されるな!?騙されろ?
別の記事で説明しますが、基本的に「CM」「宣伝」は「わぁーそんなに保障があって、こんなに安い」と印象を受けるようなケースを例に出している場合がほとんどです。
例えば「30歳男性1000万円の10年保険なら毎月○○円」って広告です。
もしあなたが、ちょうど30歳でFPから「ライフプランニングを受けて」その結果「1000万円を10年だけ」保険をかけるのが妥当なら、CMに騙されろかもしれません。
しかしあなたが、FPからプランニングを受けた結果
「2450万円が26年ほど保険でかけるべき」と言われたら?
或いは、
「200万円だけ5年必要」と言われたら?
CMの保険料がいくら安くても「もったいないだけですよね」
|:注意!損害保険と混同している方が多い!
お客様でたまにいるのが「うちは死んだら1億円保険降りるからだから大丈夫」といって自動車保険の「対人保険」を見せてくる方がいます。
お気持ちはわかります。
「保険」って言葉がついてますもんね。
でも、残念ながら、自動車事故で不幸にも相手を死なせてしまった場合と、自分が死んだ場合に遺族に残す場合と全く違う「保険」です。
保険違いには十分気を付けてください・。